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【目にまつわる話】『涙』について

涙は、単に目を潤しているだけではなく、目の機能を正常に保つために大切な働きをしています。

【涙の役割】
①目の乾燥を防ぐ
涙は目の表面を覆うことで乾燥を防ぐとともに、外界の刺激から目を保護しています。
②目に酸素や栄養を供給する
目の表面には血管がないため、涙によって目の表面の細胞に酸素や栄養が運ばれています。
③感染を防ぐ
目に入った異物は涙によって洗い流されます。また、涙にはリゾチーム、ラクトフェリンという殺菌作用をもった物質が含まれており、微生物の侵入や感染を予防する働きをします。
④目の表面の傷を治す
涙には目の表面の傷を治癒する成分が含まれています。
⑤目の表面を滑らかにする
目の表面を涙が潤して滑らかにすることで、光が正しく屈折して物を鮮明に見ることができるのです。

【目にまつわる話】『涙』についての画像
【目にまつわる話】『涙』についての画像

【涙の構造】
角膜の表面を覆っている涙は、2つの層でできています。
「油層」は涙の表面をカバーし、水分の蒸発を抑える働きがあります。
「液層」は水分と分泌型ムチンで構成されており、角膜への栄養補給などの働きがあります。
膜型のムチンは、涙を目にはりつける働きがあります。

【目にまつわる話】『涙』についての画像
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出典:日本眼科学会ホームページ

【涙に含まれる成分】
涙には、目の表面を健康に保つためのたくさんの成分が含まれています。
◆細菌感染を防ぐリゾチーム、ラクトフェリンなどのたんぱく質
◆目の表面の細胞の再生を助ける様々な成分
◆ナトリウム、カリウムなどのミネラル類
◆紫外線などの害から守る抗酸化のためのビタミン類や酵素

涙の量が低下や、涙の質のバランスが崩れるとドライアイが発症します。
ドライアイについてはこちらを参照ください。
目の疾患について 〜 ドライアイ 編 〜 | アイクリニック東京【公式】

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