日本人の5人に1人は「まつ毛ダニ」が存在しているとの報告があり、40代では5割、70歳を超えると約8割の人に寄生しているといいます。
まつ毛ダニは、かゆみや異物感、瞼の腫れだけでなく、毛穴に棲みついてまつ毛を抜けやすくしたり、マイボーム腺で繁殖して詰まる原因となったりもします。
「最近、まつ毛が抜けやすくなった」と感じる方は、実はまつ毛ダニが原因かもしれません。
まつ毛ダニは1度棲みつくと簡単には取り除くことができません。手で擦って潰れたり、ちぎれたりしても頭が残っていると体は再生するほど強い生命力を持っています。駆除するために専門医にかかって長期間の治療が行われることもあり、最悪の場合、手術で取り除くこともあります。
まつ毛ダニは酸化した脂を好むため、メイクをしたまま寝ることで繫殖しやすくなります。皮脂汚れでも繁殖するので、普段から清潔な目元を意識していないと知らぬ間にダニが繁殖している可能性があります。
まつ毛は髪の毛と同じ体毛です。頭皮と同様に地肌の汚れがあるので、クレンジング剤だけではまつ毛地肌そのものの汚れを落とすには不十分です。
ICL手術によって裸眼での生活を取り戻したからといっても目のケアは忘れないようにしましょう。予防としてアイメイク用のリムバーやアイシャンプーなどでしっかりと洗浄し、目を清潔な状態に保ちましょう。