こんにちは。
今回は、ICLの手術でよくいただく質問についてのお話しです。
みなさまから「ICLが入った状態でCTやMRIを受けても大丈夫ですか?」という質問をいただくこといただくことがあります。
MRI撮影の際コンタクトレンズは外すように言われるので、眼内コンタクトレンズと呼ばれるICLもMRIやCTを撮れなくなるのではないか、と心配される方がいらっしゃるのかもしれません。
なぜMRIとCTでコンタクトを外すよう言われるの?
MRI・CTでコンタクトレンズを外さなければならないのは、一部のカラーコンタクトレンズに酸化鉄や酸化チタンといった金属が含まれているからです。
MRIの場合
MRIの強力な磁力がコンタクトレンズの金属部分に反応してしまうと正確な検査結果が得られないのはもちろん、事故につながる可能性があります。
CTの場合
X線は金属を通過しにくいため、コンタクトレンズの金属部分が影になってしまうことがあります。
目が映らない部位であれば問題はありませんが、頭部や首など目に近い部分を撮影するときには外しましょう。
ICLは大丈夫?
ICLはHEMA(水酸化エチルメタクリレート)とコラーゲンを共重合させたコラマー(Collamer®)新素材でできており、これには金属は含まれておりません。
ICL手術後もMRIやCTは問題なく受けられますので安心してくださいね。