閃輝暗点とは
突然視界にギザギザした光の波がでてきて拡がり、その部分がはっきり見えなくなる現象をいいます。
症状
突然視界にギザギザした光の波が現れ、だんだん拡がっていきます。
表現の仕方は様々で、ギザギザ・ピカピカ・キラキラ・チカチカした光が見える、光の線が見えるなどと表現される方が多いです。
10~30分くらい続くことが多いですが、長いと1時間ほど症状が出ていることもあります。
また、片頭痛を併発することも多くあります。
原因
閃輝暗点は視覚の異常現象ですが、眼球の異常ではなく脳で起こった変化によるものが原因です。
視覚野と呼ばれる視覚に関係する部位の血管が拡張・収縮した際に視覚異常として閃輝暗点が現れるといわれています。
治療
閃輝暗点に対する治療は今のところありません。
ほとんどが一過性のもので時間が経てば症状も治まりますので、基本的には様子をみることになります。
しかし、稀に脳梗塞や脳腫瘍などによる血管の圧迫によって引き起こされる場合もありますので、神経内科や脳神経外科で一度精密検査を受けることをおすすめします。