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代表的な多焦点レンズの特徴

【屈折型】

屈折型の多焦点眼内レンズ

遠方と近方のレンズを同心円状に交互に組み合わせた構造を持つレンズ。単焦点レンズと同じ屈折面からできているため見え方の質は良好で、特に遠見は単焦点と同等の見え方の質が得られる。瞳孔径の影響を受けやすいこと、ハローやグレアが出やすいことが欠点である。

【分節屈折型】

分節屈折型の多焦点眼内レンズ

遠方と近方のレンズを上下に組み合わせた構造を持つレンズ。屈折型のメリットであるコントラスト感度の良さを保ちつつ、瞳孔径の影響を解消できる構造。ハロー・グレアは比較的少ないが、中間距離がやや見にくい。

【アポダイズ回折型】

アポダイズ回折型の多焦点眼内レンズ

レンズの周辺に向かうにつれ、回折構造のギザギザした階段が除々に低くなっており、最周辺部は単焦点レンズである。近方の距離がやや遠めで、暗い所での近方の見え方が劣るものの、コントラスト低下やハロー・グレア・スターバーストが軽減されている。

【EDOF(焦点深度拡張型)】

EDOF(焦点深度拡張型)の多焦点眼内レンズ

焦点深度(ピントが合う距離)を広げることでクリアに見える範囲を拡大し、遠方から中間距離までが連続して見やすくなっている。他の構造のレンズの見える距離が「点」であるのに対して「帯」で幅広く自然な見え方が得られる。ハローグレアが少ない特徴もあるが近方視力がやや弱い。

単焦点ICLと
遠近両用EVO Viva ICLの違い

単焦点レンズのピントの合い方

単焦点レンズのピントの合い方 単焦点レンズのピントの合い方

EDOF(焦点拡張型)レンズの
ピントの合い方

EDOF(焦点拡張型)レンズのピントの合い方 EDOF(焦点拡張型)レンズのピントの合い方

遠近両用眼内コンタクトレンズ
EVO Viva ICL

製造販売:STAAR Surgical社

EVO Viva ICL

【特徴】

  • レンズ素材は20年以上実績があるICLと全く同じCollamerである。
  • ICLと同じくホールがあるので房水の循環が自然である。
  • 老眼矯正のメカニズムは白内障手術の多焦点眼内レンズで実績のあるEDOF(焦点深度拡張型)である。
  • 度数規格は-0.50~‐18.0Dまで幅広く、軽度~強度近視まで対応可能である。
  • サイズもICLと同じ12.1mm、12.6mm、13.2mm、13.7mmがある。
  • ① レンズ素材は20年以上実績があるICLと全く同じCollamerである。
  • ② ICLと同じくホールがあるので房水の循環が自然である。
  • ③ 老眼矯正のメカニズムは白内障手術の多焦点眼内レンズで実績のあるEDOF(焦点深度拡張型)である。
  • ④ 度数規格は-0.50~‐18.0Dまで幅広く、軽度~強度近視まで対応可能である。
  • ⑤ サイズもICLと同じ12.1mm、12.6mm、13.2mm、13.7mmがある。
術前後の焦点深度曲線グラフ

【術前後の焦点深度曲線】

Packer M, Alfonso JF, Aramberri J, et al. Performance and Safety of the Extended Depth of Focus Implantable Collamer ® Lens (EDOF ICL) in Phakic Subjects with Presbyopia. Clin Ophthalmol. 18: 2717-2730, 2020.より引用

遠方から中間、近方までなだらかな曲線で見やすくなっていることがわかる(点線が術後曲線)。