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角膜内リングとは

角膜の中に透明なリングを症状に合わせて1~2個埋め込み、円錐角膜の突出を抑える治療です。
リングは白内障手術に用いられるレンズと同じポリメチルメタクリレートで出来ていますので、角膜に対しての耐性があり、拒絶反応の危険性がほとんどない安全な素材です。角膜強度も増加するので、円錐角膜の進行を抑える手段としても有効です。この治療法は2004年に米国FDAから認可を受けている安全な手術です。リングには様々な厚みや長さのものがあり、症状によって使い分けます。

術後の視力について

リング挿入後は乱視が軽減するため、コンタクトレンズが乗せられるようになったり、眼鏡での矯正がしやすくなります。ただし、角膜形状は手術後2~3ヵ月かけて徐々に変化するため、視力が安定するまでは時間がかかります。もともと強度の近視や乱視がある方は、手術後の裸眼視力自体はあまり改善しません。4ヵ月程度安定を待った後にICL治療を組み合わせることで、裸眼で生活できる場合もありますが、円錐角膜の進行程度などにより異なります。

角膜内リング手術について

治療後にリングを取り出すこともできますので、手術でありながらその可逆性が利点でもあります。リングを挿入するための切開とトンネル作成は光学レンズメーカーである
Carl-Zeiss社のフェムトセカンドレーザー「Visu Max」で安全かつ、正確に行います。レーザー照射時間は片眼10秒ほどです。手術時間はトータルで片眼10分ほどです。翌日まで角膜保護のためのコンタクトレンズを乗せます。手術後に診察を受けてからご帰宅いただきます。

この治療法が適する人

    矯正視力が出て重度の円錐角膜ではない方

    リングの挿入部の角膜の厚みが 400μm以上ある方

この治療法が適さない人

    眼の病気(角膜ヘルペス、白内障、網膜疾患など)がある方

    妊娠・授乳中の方

    屈折矯正手術が不向きな特殊職業(運転手など)の方

    その他、担当医が不適応を判断した場合