今回のコラムはハロー・グレアについてです。
ハロー・グレア現象とはなんでしょうか?
ハローとは光の周辺に輪が見える現象、グレアとはそこから光が拡散し滲んで見える現象です。また、光が放射線状に広がってまぶしく見える(スターバースト現象)こともあります。特に、夜の街灯を見た時に見えることがあります。
この現象はICLやレーシックなどの手術をされた方にみられることがありますが、個人差があり、全く気にならないという人もいます。
レーシックと比べてICLはハロー・グレアが少ないと言われていますが、気になるという人も中にはいらっしゃいます。
対策として主にできることは以下の3点です。
- ①サングラスを使用してみる
- ②夜はできるだけ運転を控える
- ③3か月以上の経過を見てみる
- ①夜間運転する方は色の濃度が薄いサングラスなどもあるので眼鏡屋さんに相談してみてください。ある程度は軽減できると思います。個人差はどうしてもありますので色の濃度や偏光眼鏡、遮光眼鏡も試してみると良いと思います。
- ②ハロー・グレアが特に気になるのは暗いところのため、夜は気になりやすいです。手術後しばらくの間は現れやすい傾向にあります。検査員や、医師、カウンセラーからのアドバイスも聞いてみましょう。タクシーやバスなどに一回乗っていただき、問題なさそうであれば運転してみましょう。運転免許証の「眼鏡等」の条件解除も必要となりますので気を付けてください。
- ③ハロー・グレアは脳が順応するまでには時間がかかります。眼鏡を持っている方は経験があると思いますが、眼鏡を最初にかけ始めた際に、歪みや、見えすぎて疲れる感覚があったと思います。しかし、段々と慣れていき、しばらくかけているとほとんど気にならなくなると思います。
ハロー・グレアについてはICL手術をしようと思っている方にとっては気になる点だと思いますが、手術後1~3か月で気にならなくなることが多いようです。術後しばらくは気になるかもしれませんが時間をかけて様子を見ましょう。