花粉症の方でICLを検討している方の中には、「花粉症シーズンにICL手術を受けるのは大丈夫なのか?」と不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
花粉症の方にとってこの時期は、鼻水や目のかゆみ等、不快な症状が続いてしまう為、手術を受けるのを躊躇してしまうのかもしれません。


ICLの手術前には感染予防のために手術の3日前から抗菌点眼薬を点します。
手術後には感染予防や炎症を抑えるために手術後1ヶ月間は抗菌点眼薬、ステロイド点眼薬、非ステロイド点眼薬を点します。
手術前は花粉症の症状を抑えるアレルギーの点眼薬と術前に使用いただく抗菌点眼薬の併用は可能ですが、手術後の1ヶ月間は他の点眼薬との併用は控えていただきます。
しかし、この期間に炎症を抑えるために使用するステロイド点眼薬は、花粉症にも有効ですので、花粉症で痒みや充血がある方でも、手術後の点眼薬をしっかり使っていただければ、症状が抑えられる場合が多いです。
手術1か月後からは花粉症の症状を抑えるアレルギーの点眼薬は使用可能です。
花粉症の内服薬の服薬については、基本的には手術前後で特に制限はありませんので、診察時に医師とご相談ください。
花粉症の時期は、コンタクトレンズに花粉が付着するのでコンタクトレンズを使うことができず、生活に不便に感じている方もいらっしゃるかと思います。
ICL手術を受ければ、裸眼での生活ができますので、花粉症の時期でもこのような煩わしさを減らすことができるかもしれません。
ICLにご興味がある方は、是非適応検査へお越しください。