光視症とは
光がない状態にもかかわらず、視界の一部にピカピカ・チカチカとした光を瞬間的に感じる症状のことをいいます。
光視症は目に原因があるものと、脳に原因があるものとで分かれます。
目が原因の場合には後部硝子体剥離に併発して起こることが多いです。
硝子体はゼリー状で、若い時には網膜とピッタリとくっついていますが、加齢によって液体化し、網膜から剥がれていきます。これを後部硝子体剥離といいます。
この剥がれる過程で硝子体が網膜を引っ張り、これが刺激になって光が走ったように見えます。
キレイに剥がれれば問題ないのですが、引っ張る力が強すぎて網膜裂孔・網膜剥離になる可能性もあるので、光視症がでたら眼科を受診するようにしましょう。
光視症の検査・治療について
散瞳薬を使用して瞳孔を開き、眼底検査を行います。
もし網膜剥離・網膜裂孔になっている場合にはレーザー治療等の処置が必要なこともあります。
散瞳薬を使用すると5~6時間ほどピントが合いにくくなります。
この間は運転はできないため、眼科受診の際にはお車を運転しないようお気を付けください。