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目の疾患について 〜 網膜剥離 編 〜

アイクリニック東京グループでは、様々な目の疾患について、皆様に少しでも理解を深めていただけるコンテンツを用意しました。
今回は、〜 網膜剥離 編 〜 です。

■網膜剥離(もうまくはくり)

【原因・病態】

網膜剥離は、眼の網膜が眼球の内壁から剥がれてしまう状態の眼科疾患です。
網膜は光を感じ、視覚情報を脳に伝える役割を果たしており、網膜剥離が生じると視力障害や視野障害など、失明のリスクがあります。
網膜剥離は比較的まれな眼科疾患ですが、年齢や特定のリスク要因によって発症の頻度が変わります。網膜剥離は加齢と共にリスクが増加します。特に40歳以上の年齢層で発症することがよくありますが、加齢以外にも、高度な近視の人は、網膜が薄くなる事が多く、網膜剥離のリスクが増加します。近視度数が高い人ほど、発症の可能性が高くなります。その他には、家族歴に網膜剥離の症例がある場合も遺伝的な要因が関与していたり、外傷が原因で網膜に損傷が生じることが網膜剥離のきっかけになる場合もあります。

網膜剥離についての画像1

網膜剥離についての画像2

【症状】

網膜剥離の主な症状としては、飛蚊症と言われている黒い点が多く見えたり、視力低下や
光視症、視界の一部が欠けたり、暗くなったりといった症状があります。

網膜剥離についての画像2

網膜剥離についての画像2

【治療】

治療は、多くの場合、硝子体手術になります。手術は基本的に局所麻酔で行います。
網膜が剥離している場所に気体(ガス)を眼内に注入する治療法があり、ガスが眼内に入ることで、剥離が再び眼球の壁にくっつくように促進します。患者さんは、特定の姿勢を取る指示をされ、ガスの浮力で網膜を押し付けるような形になるようにします。この治療法では、患者さんの状態によって2〜6週間程度の安静を保つ必要があります。
ガス以外にも、シリコンオイルを入れるパターンもあり、一時的にシリコンオイルを眼内に注入することがあります。シリコンオイルは眼内に長く留まりますが、後日別の手術で除去される必要があります。年齢にもよりますが、硝子体手術の際、白内障手術を同時に行うこともあります。
網膜剥離の治療法は硝子体手術だけではなく、若年者に対する治療には、網膜復位術という手術もあります。この手術も基本的には局所麻酔で行いますが、硝子体手術と比較すると外眼筋を操作するため、痛みが強く、全身麻酔で行うこともあります。
この手術は外眼筋と強膜の間にシリコンスポンジを縫い付け網膜を固定する為、その影響で外眼筋の運動に支障を来すと、眼球運動障害による複視や眼位のずれが生じることがあるため、術後は複視などの見え方について確認することも必要です。
これらの治療法は、症状の程度や網膜剥離の進行状況に応じて、眼科医が選択します。治療法は、適切な安静や処方された薬の使用をすることが回復のために重要です。

【総括】

網膜剥離は早期発見と治療が重要な疾患であり、適切な治療をうけることで視力の低下や失明を予防することができます。重要なのは網膜剥離の初期症状が現れた場合は、迅速に専門の眼科医に相談し、適切な診断と状況に応じた早期の治療を受けることです。
治療が遅れると視力の損失が進行する可能性があるため、早めの対応が必要となります。

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