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【コラム】日食の観察

日食の観察

10月25日は部分日食の日です。
観察できるのはヨーロッパ、アフリカ北部、中東、インドで、今回は残念ながら日本では見られないそうです。
次に日本で見られる金環日食は 2030年6月1日と言われていますので、まだまだ先ですね。

日食とは

「日食」とは、月が太陽の前を横切ることで太陽が隠される現象のことをいいます。
太陽が全部隠されるときは皆既日食、太陽の一部が見えるときは部分日食、月のまわりから太陽がリング状にはみ出して見えるときは金環日食とよばれます。

日食の観察には注意が必要

不適切な日食の観察方法により太陽光で目に障害を生じることを日食網膜症といいます。
日食を不適切に観察することで、可視光線のうち特に短波長の青色光によって網膜の視細胞が障害されます。これは眼内の色素が光を吸収した時に活性酸素が発生する光化学作用によるものです。この光反応は徐々に進むため、観察中や直後に症状がなくても数時間~数日後に症状が出る場合もあります。

主な自覚症状

  • ・眼の痛み
  • ・疲れ
  • ・充血
  • ・目元のほてり
  • ・めまい
  • ・眼の痛み
  • ・視力低下
  • ・中心暗点(視野の中心が黒やグレーっぽくなり見にくくなること)

治療法

日食網膜症には有効な治療法がありません。眼科を受診し、経過をみながら自然に治るまで回復を待つことになります。障害の程度によってすぐに回復する方から症状が続いてしまう方など様々です。

日食観察用グラスを使用しましょう

日食網膜症はサングラスでは防げません。必ず専用のメガネや偏光板を使用し、安全に観察しましょう。

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