ICLと、多焦点レーザー白内障手術の専門クリニックであるアイクリニック東京の院長 北澤 世志博<ドクターK>が、ICLへのさまざまな疑問についてお話します。
本記事では、「ICL術後はドライアイになるのか」「ICL術後は、他の眼疾患の治療が難しくなるのか」についてご紹介します。
【Q1】ICL手術後はドライアイになる?
レーシックは、角膜を切り神経を切断するためドライアイの問題が話題になりますが、ICLの場合、レンズを入れる際の切開箇所はわずか3mm程度なのでドライアイのリスクはほとんどありません。
さらに、もともとドライアイの方については、コンタクトレンズを長時間装用すると乾燥して辛くなることがありますが、ICL手術後はコンタクトレンズを使用しないため、その負担が軽減されます。
しかし、ICL手術によって元々のドライアイが治るわけではないので、術後に乾燥を感じる場合は、目薬などを使用することをおすすめしています。
【Q2】ICL手術後は、他の眼疾患の治療が難しくなる?
答えは×です。
ICL手術を受ける方の多くは強い近視を持っています。
強い近視の方は網膜剥離、緑内障、白内障などの病気になりやすい傾向がありますが、ICL手術後にこれらの病気になっても、通常の治療を受けることが可能です。
例えば、緑内障の場合、軽度であれば点眼(目薬)治療が行われます。白内障の場合は、ICLレンズを取り外してから白内障の手術を受けることができます。
網膜剥離に関しては、強度近視の方に多く見られ、高度近視による網膜剥離の場合でも、ICLレンズを入れたまま治療を受けることができます。
ICL手術のうそ?ほんと?シリーズ【合併症・問題・失敗編⑤】についてくわしくは動画本編で
今回は動画本編から内容の一部をピックアップしてお伝えしました。
動画内では、上記についての詳しい内容以外にも「ICLは年月が経つと癒着して取れないのか」についてもご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
本編のラインナップ
00:00– オープニング
00:18– 【Q1】ICL治療後はドライアイになる?
01:05– 【Q2】ICL治療後は、他の眼疾患の治療が難しくなる?
02:01– 【Q3】ICLは年月が経つと癒着して取れない?
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