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【コラム】円錐角膜の治療
ー角膜クロスリンキング②ー

こんにちは。

今回は角膜クロスリンキングのメリット・デメリット、手術の適応についてのお話しです。

角膜クロスリンキングの
メリット・デメリット

角膜クロスリンキングは、ハードコンタクトレンズや円錐角膜用の特殊なコンタクトレンズでの矯正と進行した場合は角膜移植が必要になる円錐角膜の進行を抑えることが出来る画期的な治療法ですが、メリットもあればもちろんデメリットもあります。一つずつみていきましょう。

メリット

  • ①円錐角膜の進行防止効果
    角膜の強度が上がり、円錐角膜の進行を予防します。
  • ②近視・乱視の軽減の可能性
    角膜クロスリンキングの角膜を平坦化する効果により、ごくわずかではありますが近視や乱視の程度を軽くすることができます。

デメリット

    • ①手術費が高い
      角膜クロスリンキングは健康保険が使用できず自由診療での治療のため、自己負担額が高くなります。
    • ②術後の一時的な痛み
      術後2~3日は強い痛みがあります。そのほか、異物感、乾燥感、眩しさやかすみ、涙が出る、充血やまぶたの腫れなどを生じることもありますが、これらの症状は1週間ほどで徐々に改善してきます。
    • ③一時的な視力の低下
      角膜のむくみが起こり一時的に視力が低下することがあります。

また、まれに角膜の混濁や感染症が起きることがありますが、ほとんどは時間の経過や目薬の処置等において回復します。処方された点眼薬を継続して使用すること、検診をきちんと受けていただくことがたいへん重要ですので、術後の定期検診は忘れずに受診しましょう。

  • ④全ての方が完全に進行を抑えられるわけではない
    円錐角膜がかなり進行していると適応にならない場合や、まれに角膜クロスリンキング施行後でも円錐角膜の進行が認められる方がいらっしゃいます。
    当院では1年間の保証が付いているため、期間内であれば無料で再照射させていただきます。

角膜クロスリンキングの適応

この手術法が適する方

  • ⚫︎年齢14歳以上の方(20歳未満は保護者の同意が必要です。)
  • ⚫︎円錐角膜、または角膜屈折矯正手術後の角膜拡張症と診断されている方
  • ⚫︎角膜中央部の厚みが400μm以上ある方

この手術法が適さない方

  • ⚫︎目の病気 ( 活動性の感染症、角膜ヘルペスの既往、緑内障、網膜変性疾患等 ) がある方
  • ⚫︎角膜移植、緑内障手術、網膜剥離手術などの既往がある方
  • ⚫︎膠原病など角膜の創傷治癒に影響を与える全身性の疾患がある方
  • ⚫︎角膜中央部の厚みが400μm未満の方
  • ⚫︎妊娠、授乳中の方
  • ⚫︎その他、担当医が不適応と判断した場合

いかがでしょうか。角膜クロスリンキングについて、2回に分けてご紹介いたしました。
この治療は術後の一時的な見にくさや痛みがあるものの、『ビタミンBを点眼して紫外線を当てる』という身体の負担がかなり少ない治療です。
こういう治療もあるということを頭の片隅に置いていただき、円錐角膜と診断されたもしもの時に役立てていただければ幸いです。

角膜クロスリンキング治療について詳しくはこちら

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