ICLでは近視だけでなく
乱視も治せます
ICLにおける乱視治療のポイント
1. ICLの乱視度数を決める手術前検査で、正確な乱視度数を測定することが重要です。【そのためのポイント!】
- コンタクトレンズ制限をしっかりすること。
コンタクトレンズの影響があると角膜の形状が変化していて乱視度数が正確に決定できません。 - 手術前に最低2回以上検査をして乱視度数の確認をすること。
- ドライアイの方は乾燥状況で乱視度数が変動します。
- 目が疲れていたり体調が悪いと乱視度数が不安定になります。
- 現在使用している眼鏡やコンタクトレンズで乱視をしっかり矯正していない場合は、検査で乱視度数が低く測定されがちなので注意が必要です。
- 乱視度数が強い方は正確な乱視度数の決定が難しい場合が多いです。
- 屈折異常とその矯正に熟知した視能訓練士の検査能力が必要です。
当院では屈折や屈折矯正手術の検査を長年経験してきたベテランの視能訓練士が、患者様の正確な乱視度数を測定しますので御安心ください。
【その理由】
- コンタクトレンズ制限をしっかりすること。
- 2. 乱視なしICLと乱視付きICL(トーリックICL)の使い分けが鍵になります。
当院ではICL手術1万例以上の豊富な経験と実績を持つ執刀医が使い分けを判断し、手術を受けられる患者様に乱視付きのICLが必要かどうかお話しします。
- 3. 術者の手技によって惹起乱視(手術の切開による乱視)が変わります。
- 創口(レンズを挿入するための切開)の大きさで惹起乱視が変わります。
- 耳側からレンズを挿入するか、または上方からレンズを挿入するかによって惹起乱視が変わります。
当院では乱視付きを使わない方でも乱視を減らせる方向からレンズを挿入します(強主経線切開)。
- 4. 術後に良好な裸眼視力(1.0以上)を得るためには、乱視度数を手術で1.0D未満に減らす必要があります。
- 5. 乱視付きICL(トーリックICL)の術後成績は術前検査と度数決定、手術手技に大きく依存するので、屈折矯正に対する豊富な知識と手術経験が必要です。
当院では手術を受けられる方の41.4%(2019.2~2020.12実績)がトーリックICLを使用して乱視も治し、良好な裸眼視力を獲得しています。その結果を以下に示します。