ICLとレーシックの概要
ICLとレーシックの一番の大きな違いは角膜を削るか削らないかになります。それぞれの特徴、メリット、デメリットを比べてみましょう。
- 水晶体のピント調節機能を残したまま、ICL(眼内コンタクトレンズ)を虹彩と水晶体の間の後房にインプラントする手術
- これまでに全世界で200万眼以上の症例実績があり、80以上の国と地域で承認を受けている
- 日本では2003年に臨床試験が行われ、2010年に厚生労働省の認可を取得
- 2014年にホールICLが認可され、白内障や緑内障の合併症が危惧されなくなり、手術を受ける人が急速に増加
- 2022年にはICLの施行数がレーシックの施行数を初めて上回った
ICL
- 角膜にエキシマレーザーを照射することによって角膜を削り、角膜の形状を変えることで屈折異常を矯正する手術
- 日本においては2000年に屈折矯正手術へのエキシマレーザー適応が認められましたが、最初はPRK(エキシマレーザーを使って角膜を表面ごと削る術法)のみでした。レーシック(角膜の表面を薄い膜に切開し、角膜実質という矯正の必要な場所にピンポイントでレーザーを照射する術法)への認可がなされたのは2006年のことです。
- ピーク時の2008年頃には日本で年間40万人くらいの方が受けていたが、感染症多発事件、レーシック難民や集団訴訟事件、厚生労働省の注意喚起などにより施行数は激減し、今では年間2万人程度。
レーシック
- 水晶体のピント調節機能を残したまま、ICL(眼内コンタクトレンズ)を虹彩と水晶体の間の後房にインプラントする手術
- これまでに全世界で200万眼以上の症例実績があり、80以上の国と地域で承認を受けている
- 日本では2003年に臨床試験が行われ、2010年に厚生労働省の認可を取得
- 2014年にホールICLが認可され、白内障や緑内障の合併症が危惧されなくなり、手術を受ける人が急速に増加
- 2022年にはICLの施行数がレーシックの施行数を初めて上回った
- 角膜にエキシマレーザーを照射することによって角膜を削り、角膜の形状を変えることで屈折異常を矯正する手術
- 日本においては2000年に屈折矯正手術へのエキシマレーザー適応が認められましたが、最初はPRK(エキシマレーザーを使って角膜を表面ごと削る術法)のみでした。レーシック(角膜の表面を薄い膜に切開し、角膜実質という矯正の必要な場所にピンポイントでレーザーを照射する術法)への認可がなされたのは2006年のことです。
- ピーク時の2008年頃には日本で年間40万人くらいの方が受けていたが、感染症多発事件、レーシック難民や集団訴訟事件、厚生労働省の注意喚起などにより施行数は激減し、今では年間2万人程度。