コンタクトレンズ
装用制限とは
ICL手術を受けるためには、検査を2回（初診適応検査、レンズ度数決定のための検査）受けていただきますが、各検査の前にはコンタクトレンズの装用を控える必要があります。
コンタクトレンズ装用制限の
必要性
なぜ、検査前にコンタクトレンズの装用を控える必要があるのか、その理由についてお話しします。
＜理由＞
・コンタクトレンズが角膜の形状に影響を与えるため、角膜の形状を正確に測定することができない（下画像写真参照）。
・角膜の形状を正確に測定できないことで、レンズの度数の決定に誤差が生じる可能性がある。
・誤差が生じると、手術後に近視や乱視が残り、期待どおりの視力が得られない可能性がある。
・誤差が生じると、レンズの度数が強すぎて過矯正を起こす可能性がある。
＜コンタクトレンズ装用制限なし＞
＜コンタクトレンズ装用制限あり＞
※角膜の形がコンタクトレンズ装用制限前後でこれだけ変わることもあります。
コンタクトレンズ装用の中止期間
コンタクトレンズ装用の中止期間ですが、使用されているコンタクトレンズの種類によって期間は異なります。
検査の前に2日間装用中止をお願い致します。
検査の前に2日間装用中止をお願い致します。
※オルソケラトロジーをお使いの方は、1カ月間の装用中止をお願い致します。
ハードコンタクトレンズをお使いで、2週間の装用中止は難しい方は、ソフトコンタクトレンズに切り替えて2週間お過ごしいただき、検査の前に2日間装用中止をお願い致します。
※検査結果によっては再度検査が必要になる可能性がございます。
◎初診適応検査、レンズ度数決定のための検査の2回とも検査前のコンタクトレンズの装用制限が必要です。
◎検査当日は検査終了までコンタクトレンズの装用はできません。
◎レンズ度数決定のための検査終了後、手術前日までコンタクトレンズの装用は可能です。
◎手術当日はコンタクトレンズを装用せず、必ず裸眼もしくは眼鏡でご来院ください。
コンタクトレンズ装用制限によりご不便をおかけすることもあるかと思いますが、正確な検査データを得るため、また手術後のクリアな視界を得るためにコンタクトレンズの装用制限は必要であることをご理解いただき、お守りいただくようお願い致します。
